鳥海山へ 10月の花なし「花の百名山」吹浦口ルートは?

鳥海山 百名山

鳥海山とは

鳥海山(ちょうかいさん・ちょうかいざん)は山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの山。美しい裾野が広がるその山容から「出羽富士」と呼ばれ、秋田県では「秋田富士」、山形県では「庄内富士」とも呼ばれ親しまれているます。百名山・花の百名山としても有名であり、固有種の高山植物も見ることができます。山頂付近には万年雪が残り、カール地形が特徴の山。

吹浦(ふくら)口ルート(大平ルート)で登るがあまりおすすめではない理由

「このコースは、鳥海山登山ルートの中でも最も古く整備されている」と紹介されているこの「吹浦口ルート」。確かに整備されていて眺望も良いのですが、石畳の登山道がずーっと長く長く続き、はっきり言って足に良くないです。滑りやすいので転倒を警戒しながらのストレスと、堅い石畳の衝撃が足に応えて関節痛になりました。私的にはこのコースは×です。

吹浦口(大平)コースのスタートは

遊佐町方面からのアクセスです。鳥海山ブルーラインを行き、国民宿舎大平山荘よりさらに700mほどほど上の秋田県境付近が登山口となります。(駐車スペースあり)

伝石坂→見晴台→清水大神→御浜小屋→七五三掛→御室小屋→新山(最高峰) コースタイムは5時間10分

登り始めの急登「伝石坂(つたいしざか)」

登り始めの伝石坂はちょっと急坂ですが、そこを登り切ると眺望のよい「見晴台」に出ます。ここからは山頂の御室まで勾配が緩やかで、花の時期は「清水大神」からは高山植物を楽しみながらのトレッキングとなります。しかし、10月に登ったので花はなし。やっぱり花の百名山は花の時期に登りたいですね。「御浜」では象潟口(きさかたぐち)コースや長坂口コースと合流します。

御浜は美しい「鳥海湖」が見えてきます。鳥海湖はカルデラ湖、直径約200m、深さ4mです。御浜周辺も高山植物の群生地で、ハクサンイチゲやニッコウキズゲなどの群落が美しい春~夏がおすすめですね。

御浜からの鳥海湖

鳥海湖

七五三掛(しめかけ)から御室小屋 そして新山(最高峰)へ

七五三掛から「千蛇谷ルート」と「外輪山ルート」に分岐します。今回は千蛇谷ルートを登ります。

千蛇谷に出ると右手に外輪山の絶壁、左手に新山ドームが見えます。あの新山ドーム目指してもう一踏ん張りです。

御室小屋に到着、一休みしてから新山までもう少し頑張ります。御室小屋の奥に鳥海山大物忌神社があり、左手に新山ドーム。新山ドームは溶岩のごろごろした岩山をよじ登る難所です。矢印が所々にあるので間違えないように。

やじるしを頼りにゴツゴツ岩を登ったり下ったり

下山はピストンで

10月下旬の紅葉した登山道をピストンで戻ります。石畳の堅さが足を疲れさせます。

やっと登山口に戻りました。ホッ♡♡

吹浦口ルートはおすすめしない

鳥海山は山形県側、秋田県側と四方にたくさんの登山道があります。今回登って吹浦口ルートは足が痛くなったのであえておすすめしません。またせっかくの花の百名山、春~夏の花が咲き乱れる時期にぜひ登ることをおすすめしたいです。

山形県加茂水族館の記事はこちら→加茂水族館へ くらげに会いに行く。山形県キャンピングカー車中泊の旅

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