
丹沢山は百名山。都心からアクセスしやすい人気の山だね。

丹沢山までは遠いね。
塔ノ岳は富士山がきれいに見えて
好きな山だなー。
丹沢山は
丹沢山(たんざわさん・たんざわやま)は標高1,567m。神奈川県に位置し、周囲の山々と共に丹沢大山国定公園に指定されています。
丹沢山は丹沢主脈である塔ノ岳と蛭ヶ岳のほぼ真ん中に位置し、丹沢山塊の主峰です。そして塔ノ岳から丹沢山への稜線はアップダウンが緩やかに続き、丹沢の山々と富士山が見渡せる魅力的なルートです。
メジャーなコースである「大倉~塔ノ岳~丹沢山」のコースは往復8時間~9時間、距離は18kmと初級者にはすこしハードなコース。私たちは丹沢山まで登ったのは1度だけ、塔ノ岳には何度も登っています。
塔ノ岳だけ目指すのもおすすめです
百名山を目指しているなら丹沢山まで頑張らないといけませんが、気軽に丹沢を楽しみたいなら、塔ノ岳(1,491m)だけを目指すのも良いと思います。
大倉~塔ノ岳の人気のコース(通称 ばか尾根)がおすすめです。大倉~塔ノ岳山頂まで距離は13.4km、コースタイムは往復5~6時間程度、標高差は約1,200mです。ほどほどな登りごたえもあり、山登りのトレーニングとしても適していると思います。
登山口は大倉登山口。バス停がありアクセスが良く、表丹沢の雄大な景色を楽しみながら日帰りでトレッキングできます。山頂までコースがしっかりと管理されていて、残雪期でもアイゼン装備があれば山頂まで登れます。茶屋やトイレも所々にあるため、女性や初級者にも安心な山だと思います。
塔ノ岳山頂の景色は、丹沢山塊の奥深い山々と谷、そして富士山も望むことができて、まさに絶景。何度も登りたくなる人気の山です。
神奈川県立秦野ビジターセンターホームページ、いろいろな登山コースが紹介されています。↙
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/course.html

鹿に遭遇する率も高いので、それも楽しみのひとつ。間近で鹿を見ることができた時はラッキー。人慣れしているのかびっくりして逃げ出すこともありません。
鹿は夜行性と思いきや真っ昼間からモグモグタイムの鹿たちに鉢合わせることもしばしばです。
4月~10月の丹沢はヤマビル対策を
丹沢山塊はヤマビルの生息と被害が多いことで知られています。4月~10月に登山する方はヤマビルの対策準備をすることをおすすめします。
ヤマビルに吸血されると
ヤマビルに吸血されると、
①血が止まらない ②吸血跡が痒い ③赤く腫れる ④まれに発熱したりめまいなどの症状がある これらの症状が1週間から1ヶ月間持続します。嫌ですね~。
感染症の心配はないですが、傷口からの二次感染を起こすこともまれにあります。
ヤマビルに付かれないようにするには
①長袖・長ズボン・帽子・厚手の靴下で肌露を出させない。(ズボンの裾を靴下に入れるとなお良い)
②登山中は定期的(30分~1時間)に靴やズボンにヤマビルが付いていないかチェックする。
③背中や頭にも付いていないか注意をはらう。
④休憩などで腰を下ろす際は、ヤマビルがいないか足踏みしてチェック。なるべくザック類も地面に置かない。
ヤマビル対策グッズを持って行く
①塩または塩水、または消毒用アルコール
②忌避剤(虫除けスプレーでヒルにも効果があるもの)
③絆創膏、抗ヒスタミン剤(かゆみ止め)
ヤマビルの付着に気がついたら
ちょっと気持ちが悪いですが、落ち着いて次のように対処しましょう。
①爪で吸盤を剥がす(ポロッととれる)あるいは塩や塩水・消毒用アルコールをかける。(塩はひとつまみで良い)無理には引っ張らない。
②吸血された箇所を指でつまみ、ヤマビルの唾液成分(ヒルジン)を絞り出す。
④水や消毒用アルコールで洗い流す。
⑤抗ヒスタミン剤を塗り、絆創膏を貼る
ヤマビルが付きやすいところ
①足 ②手 ③首・頭 ④背中・腹
ヤマビルは人間や動物の熱や二酸化炭素や振動を感知して近づいてきます。
ヤマビルに吸われると・・・
お見苦しい写真ですが、碓氷峠で観光中にヤマビルに吸われました。付かれた1時間に出血があることに気がつきました。その時は痛くも痒くもありませんが、2週間後に猛烈に痒くなり、しこりとなり傷が残りました。恐ろしや、ヤマビル(-_-#)
ヤマビルに吸われたことに気付いた直後 2日後
大倉登山口から登る

秦野ビジターセンター、大倉バス停周辺にはたくさん駐車場がありますが、早朝利用できる「大倉24時間営業駐車場」に駐車します。この駐車場は早朝から満車になることもあるので、なるべく早く到着することをおすすめします。
秦野ビジターセンターにはトイレもありますのでここで済ませておきます。
大倉登山口→雑事場ノ平(ぞうじばのたいら)50分
大倉登山口から丹沢山をめざしスタートします。

樹林帯を緩く登って行くと、50分ほどで「雑事場ノ平」というベンチがある平らなところに出ます。
雑事場ノ平→小草平(堀山の家)90分
雑事場ノ平で小休憩してから、さらに「ばか尾根」と言われる長い長い尾根道をひたすら90分。
途中の駒止茶屋↓

堀山の家に到着。ここはトイレはありませんがドリンクや小腹を満たす食べ物が売られています。グレートトラバースの田中陽希さんが朝からカツ丼を食わされたところはここです。陽希さんもいい人だから、せっかくのおもてなしを断れないしね。ん~。


小草平(堀山の家)→金冷シ90分

小草平からは急坂になり、木製の階段が続きます。この辺りで鹿を見ることもあります。時々見える富士山の姿はやっぱり美しい。
金冷シ手前の「花立山荘」、ここは休憩だけでなく宿泊も可能なようですが、平日はお休みのようです。夏はかき氷、冬はお汁粉が名物です。

「金冷シ」の分岐です。ここから塔ノ岳山頂まで0.6km。あとちょっとですね。金冷シは鍋割山への分岐でもあります。

金冷シ→塔ノ岳(25分)
金冷シの分岐から急坂を25分ほど歩くと、塔ノ岳山頂です。山頂は広く、木製の長いすが並び、富士山まで眺望できる絶景がすばらしいですよね。ここはランチする登山客でいつも賑わっています。
尊仏山荘という山小屋があり、トイレの利用や軽食・淹れたてコーヒーもあり、ありがたいですね。

惚れ惚れするような富士山の姿、美しぃ~。

塔ノ岳→丹沢山(80分)
大倉~塔ノ岳までは4時間半ほど。塔ノ岳で昼食を摂り、元気復活したところで、さらに丹沢山塊の主峰「丹沢山」までもうひと踏ん張りです。
アップダウンが有り、ちょっと長く感じますが、丹沢の稜線歩きは富士山や丹沢の峰々を望み、楽しくもあります。

大倉を出発してから6時間、長かったけど、疲れたけど、丹沢山に到着です。美しい富士山をバックに指導標を写します。大倉から百名山の丹沢山まで登るなら、朝6時には登山口を出発したいですね。
丹沢山からの下山
丹沢山から大倉登山口までピストンで下山します。途中の尾根道でニホンジカのモグモグタイムに遭遇することがあります。驚かせないように、そーっと撮影します。おとなしい動物ですね。

鍋割山で鍋焼きうどん
金冷シの分岐で鍋割山へ向かい、鍋焼きうどんを食べるという選択もあります。鍋割山荘の鍋焼きうどんは13時オーダーストップで、売り切れ次第終了。たぶん、丹沢山まで行くと間に合いません。
小屋主さんが高齢で営業を縮小化しているようです。https://nabewari.net/about


まとめ
4月~10月に登る方は、ヤマビル対策を準備すると安心です。せめて塩と絆創膏は持参しましょう。丹沢山は百名山ですが、大倉尾根コースだと18kmとなかなかのロングコースです。初級から中級クラスの方が塔ノ岳だけ目指すなら、時間的にも体力的にもちょうど良いトレッキングが楽しめます。
富士山も見えて、鹿にも遭遇する丹沢。何度でもいってみたくなる山です。
キャンピングカーで前泊すると登山が楽になった
キャンピングカー(バンコン・レクビィ)で週末旅を楽しんでいます。登山をする方にはキャンピングカーをおすすめします。2年間プリウスアルファで車中泊しながら登山していましたが、キャンピングカーに乗り換えてからは快適車中泊ライフです。
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