レンゲショウマを見たい!どこに行けば見られるのか?
夏に咲く森の妖精「レンゲショウマ」。レンゲショウマは漢字で「晒菜升麻」と書きます。日本原産の植物で、薄紫色の可憐な花びらが上品で、その美しい花姿に多くの人が魅了されます。
レンゲショウマの開花時期は夏。8月が見頃と言われています。直径3~4センチくらいの花は、ハスが下を向いたような花姿です。
登山歴6年の私たちは、まだレンゲショウマを見たことがありません。今年こそレンゲショウマが見たい!どこに行けば見られるのか?YAMAPでいろいろな方の活動日誌を見ていると群馬県の榛名山(榛名山とは榛名湖を取り囲む山々をあわせた総称)の水沢山と相馬山に咲いているとの情報を見つけました。8月下旬、もう咲いていないかもしれない・・・見られるかどうかわからないけれど、とにかく行ってみることにしました。
まずは水沢山へ
水澤寺(水澤観音)の駐車場からスタート
「水澤観音」または「水澤寺」と検索してアクセスします。
駐車場はなるべく奥に停めるようにします。下山後、板東三十三観音の十六番札所である水澤観音にお参りするのもおすすめです。千三百年の歴史のあるとても立派なお寺です。

少し上にも駐車場がありました
駐車場の数十m上にも小さな駐車場があります。

ここが登山口です。熊注意の看板が・・・
登山口には熊注意の看板が3つも!熊さんが生息しているのでしょうね。

▼良く整備されている登山道です。最初からやや急登です。

レンゲショウマを見つけた
下山のすれ違いの方に「レンゲショウマは咲いていましたか?」と聞いてみましたが、どの方も答えは「レンゲショウマ?ってなに?」と、レンゲショウマには関心がない様子。なかには「咲いているらしいけど、どこに咲いているかはわからない」との返答。
ん~、あやしい・・・。咲いていないのか?登山アプリのYAMAPで数日前に水沢山のレンゲショウマをアップしているフォロワーさんがいたのに・・・。と不安になりましたが、意外に見つけやすい所に憧れのレンゲショウマが咲いていました。

歩き始めて程なく、レンゲショウマを発見。この株は登山道の真ん中にありました。

この可憐な花姿。見惚れてしまいます。あ~美しい。
「森の妖精 レンゲショウマ」やっと会えました^_~
お休み石。あと1.0kmで山頂
ちょうど中盤の休憩どころ、お休み石でドリンク補給。あと1.0kmあるそうです。

ここから急な岩場が始まります
岩場ですがちゃんとした装備(トレッキングシューズなど)であれば問題なく登れる岩場です。

石仏と見晴台草ぼうず
水沢山1,194m山頂です

▼残念ながらこの日は曇りで眺望なし。晴れていれば富士山などたくさんのお山が見えるようです。

下山、結局レンゲショウマはこの1株だけ。8月下旬では遅い、8月上旬から中旬が見頃。

▲水沢山で見つけることができたレンゲショウマは、結局この1株だけでした。8月下旬、ちょっと時期が遅かったのだと思います。
登山道を外れた所にも咲いているのだと思われますが、初めての山で登山道を外れるのは危険なので、探し回らずそのまま下山。
他にもキバナアキギリ、キツネノカミソリ、タマガワホトトギスも咲いていました。
キバナアキギリ キツネノカミソリ タマガワホトトギス
車で移動して相馬山へ
レンゲショウマを探して水沢山から 相馬山へ移動します。車で20分ほどでした。
駐車場は「ヤセオネ峠」と検索してアクセスします。

相馬山登山口はここだ
この「ヤセオネ峠駐車場」の道路を挟んで反対側に黒髪山神社の赤い鳥居があります。ここから相馬山登山口です。


いくつもの鳥居をくぐり、緩やかな登山道を歩きます。
15分ほど歩くと、レンゲショウマが咲いていました
登山口から15分ほど緩やかな坂を登ると、レンゲショウマが咲いていて、写真を撮っている人が数名いました。

群生・・・というほどではないけれど、数十株のレンゲショウマがさいていました。蕾はほとんど無くてもう終盤でしたが、水沢山よりもたくさん咲いています。

相馬山のレンゲショウマの開花時期
薄紫色の可憐なレンゲショウマ。あと何日咲いているのかな。8月上旬から中旬が最適時期かと思います。

相馬山名物、アスレチックな梯子や鎖が連続する登山道

▼写真ではちょっと怖そうに見えるかもしれません。しっかりと梯子を掴みながら登ります。


山頂標を見逃す
山頂に着いたことで満足し、なぜか山頂標を見逃してしまった+_+
この鳥居の奥に、黒髪神社奥社があるようです。

下山後にヤセオネ峠駐車場で頭文字Dのマンホールを撮る


漫画はほとんど読まないので全く興味がないのですが・・・渋川市は「頭文字D」の聖地らしく、ファンがこのマンホールを見るため、わざわざこのヤセオネ峠駐車場を訪れていました。ついでに私も写真を撮りました。
ヤセオネ峠駐車場には臥牛山登山口もあります

ヤセオネ峠駐車場入り口に臥牛山(ねうしやま)の登山口があります。相馬山とセットで登る方も多いようですね。
レンゲショウマの魅力

レンゲショウマの群生地は東京都青梅市の御岳山(みたけさん)が有名です。見頃になるとレンゲショウマのお花畑を楽しめるそうです。今回はアクセスしやすい群馬県の水沢山と相馬山の2座でレンゲショウマを見ることができました。
レンゲショウマは「レンゲ(晒菜)」と「ショウマ(升麻)」の2語が合わさった花の名前です。レンゲは蓮、花がハスを下向きにした様子に由来しています。またショウマ(升麻)は、サラシナショウマという植物の葉に似ていることに由来しています。
憧れの森の妖精「レンゲショウマ」、やっと見ることができました。ネットで見る画像のレンゲショウマはクローズアップされた写真が多く、実際に見ると意外なほど小さくて、見逃しそうです。でも近づいてみると、上品な佇まいと儚げな薄い花びらに見惚れます。
どうか、この森の妖精さんがいつまでも大切に守られる山であってほしいと思いました。
群馬県のおすすめ車中泊スポット、「道の駅八ッ場ふれあい館」の車中泊した感想はこちら↙
道の駅八ツ場(やんば)ふれあい館は夏でも涼しかった~車中泊した感想、クチコミします
群馬県榛名富士に12月に登り、積雪で転倒した記事はこちら↙
コメント