秋保温泉は奥州三名湯のひとつ
秋保は「あきう」と読むらしいですね。「あきほ」だとずっと思っていました+_+
秋保温泉は奥州三名湯のひとつ。他の二つは福島県の飯坂温泉、宮城県の鳴子温泉。
Google先生に聞いて「篝火の湯 緑水亭」で立ち寄り湯しました。
「篝火の湯 緑水亭」はハイグレードなホテルだが立ち寄り湯可能
こちらの日帰り温泉は¥1,300で、バスタオル(要返却)とフェイスタオルが含まれています。車中泊派にはタオルの洗濯物が減ってうれしいサービスでした。
ここのお風呂の売りは、広くて雰囲気が良い露天風呂です。内湯から出て少し階段を下っていった所にある露天風呂はあります。自然を中に居る事を感じつつ、大きな岩で造形されて人工滝の水音を聞きながら、熱くもなくぬるくもない適温の天然温泉にひたり、旅の疲れを癒やしてくれます。階段を降りていく際は露天入り口に用意されたバスタオルを羽織ると寒くないですね。

エントランスも豪華な雰囲気。日本庭園がライトアップされてきれいでした。


ホテルの廊下にあった岡江久美子さんの写真パネル

「1985年、緑水亭グランドオープンの際にテレビCMで起用となった故岡江久美子さん。当時の緑水亭の庭園をバックに撮影」と書いてあります。岡江さんもこちらの温泉に入ったのかも。ご冥福をお祈りいたします。
名称 住所 | 秋保温泉 「篝火の湯 緑水亭」 | 宮城県仙台市 太白区秋保町湯元字上原27 |
ホームページ | 022-33-97-3333 | http://www.ryokusuitei.co.jp/higaeri/ |
営業時間 | 平日11時~18時 土日祝日11時~15時 (受付14時まで) | 念のためお問い合わせ下さい。 年末年始・GWは利用時間・ 料金が変わります。 |
休憩室 | なし | |
料金 | 大人1300円/ 小学生650円 | フェイスタオル付き。 バスタオルの貸し出しあり。 |
泉質 | ナトリウム-塩化物・ 硫酸塩泉低張性中性高温泉 | 無色透明のお湯 |
種類 | 内風呂 露天風呂(かなり広い) | 露天風呂に石組み造形の滝や篝火があり、 良い雰囲気。 |
総合的な感想 | ★★★★★★ 綺麗です | 情緒あふれる自然の中の露天風呂を 是非体験してください。 |
秋保温泉の歴史的な価値
古墳時代の欽明天皇の皮膚病を治した秋保温泉
第29代欽明天皇(きんめい)の皮膚病を癒やしたという秋保温泉のお湯。欽明天皇の在位は539年~571年、古墳時代(弥生時代と飛鳥時代の間)の事ですから1500年以上前です。そんな昔々の記録が残っているのは、欽明天皇が皮膚病が治ったことを喜ぶ歌を詠んだから。
”覚束な雲の上まで見てしかな鳥のみゆけば跡はかもなし”
意味は「奇妙なことに、この温泉の湯を禁中(御所)へ奉ったところ、鳥膚(皮膚病)が消え失せた」
青線の「な鳥のみゆ」というのは秋保温泉は「名取の御湯」(なとりのみゆ)のこと。秋保は昔は名取と言われていました。だじゃれ?が効いていて、欽明天皇の喜びが伝わってきます。
それにしても、宮城県から大和国までお湯を運んだというのだから、すごいですね。想像してみると、おそらく木製の樽みたいな容器に入れて馬で運んだのではないでしょうか??
その時代は病気の治療と言えば、温泉か祈祷だったそうです。温泉の効果は興味深いですね。確かに私も治りにくい切り傷や逆むけの傷も温泉に浸かるだけで治るので、不思議です。
順徳天皇のときに「日本三御湯」に選ばれている
欽明天皇以降、「拾遺集」「大和物語」にも名取の温泉の名は登場し、「名取川の上流には名取の御湯と言われる温泉がある」と知られていました。皇室の御料温泉として位置づけられ「名取御湯」として尊ばれる様になったそうです。第84代順徳天皇のときには、皇室が選ぶ名湯9選の中に、信濃・名取・犬養の三温泉だけが「御湯」という称号を付けられ、「日本三御湯」と称せられるようになりました。
秋保温泉「篝火の湯 緑水亭」はおすすめです
歴史深い秋保温泉、くせのないお湯で、身体の芯から温まる良いお湯でした。「篝火の湯 緑水亭」はハイグレードなホテルでしたが、気軽に立ち寄り湯もできました。秋保温泉にはそのようなホテル・旅館が多いそうです。「篝火の湯 緑水亭」はおすすめです。
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