ニリンソウ (二輪草)

高山植物
筑波山の春の花

春の花、ニリンソウと

ニリンソウはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。山麓の林や土手、竹林などに咲きます。花期は4月~5月。北海道から九州まで分布する代表的な山野草。他の高山植物よりも早く咲き山の花シーズンの訪れを感じさせてくれる花です。

このニリンソウ、見た目はちょっと地味ですが群生すると「おっーー!」と感嘆するほど一気に開花し感動します。白い花弁と黄色い花心が爽やかで、「春が来た!」と実感させてくれます。毎年筑波山の自然探求路にちゃんと咲いてくれる律儀な花。私は大好きです。

可憐な白い花 ニリンソウ

ニリンソウの仲間で、1本の茎に1つの花を咲かせるイチリンソウ、1本の茎に3つの花を咲かせるサンリンソウもあります。私は見たことがありませんが。

高山植物と山野草の違い

山野草:①”野や山に生える野生の草花。また、高山植物の一般的な言い方。”大辞林第三版より出典(コトバンク)

https://kotobank.jp/word/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E8%8D%89-278629

②”山野草とは国内外の平地から高山に至る野外に自生する観賞価値のある草本、低木及び小低木の一部を含む幅広い意味を持つ言葉であるが、日本国内における近代的な山野草栽培の歴史は100年程度と浅く明確な定義はなされていない。一般的には野生植物のみを指すと思わがちであるが、近年では国内外で品種改良されたものが「山野草」と称して流通している事例も多く、取扱業者が便宜的につけた不適当な名称で取り引きされている場合もある。”ウィキペディアより出典

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E8%8D%89

高山植物:①”高山帯に生育する植物。小形の多年草や小低木が多い。一般に葉が小さく厚く、地下部が発達し、鮮やかな花色をもつ。コマクサ・ミヤマウスユキソウ・イワキキョウ・ハイマツ・ガンコウランなど。”大辞林第三版より出典(コトバンク)

https://kotobank.jp/word/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%A4%8D%E7%89%A9-62117#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88

②”主に森林限界以上の高山に生育する植物の総称。低温、強風、強光などの環境にあるため、一般には小形の多年生草本や小低木が多く、地下部分が発達し、花は鮮かな色彩をもつ。生長期間が短く開花期が接近していっせいに咲き、お花畑ができる。コマクサ、ミヤマキンバイ、チングルマ、イワベンケイなど。”精選版日本国語大辞典より出典(コトバンク)

https://kotobank.jp/word/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%A4%8D%E7%89%A9-62117

山野草と高山植物の違いは、広い意味で山野草も高山植物の一部。しかし、山野草は園芸用に人の手で改良が加えられたり、栽培されたりするようです。定義はないのですね。一方、高山植物は「高山帯に生息する植物」と明確に言われているので、ニリンソウは高山植物であるか?山野草か?というと、答えは山野草ですね。改良されたニリンソウがネット販売されていますね。私も育ててみたいな。

山の春を告げる可憐なニリンソウ

可憐に咲くニリンソウ

春の筑波山。まずカタクリが咲き、次にニリンソウが咲きます。花芯は黄色、萼はほんのりピンク、白く群生するニリンソウに毎年魅了されます。残念ながら徐々に繁殖地が減少しているそうです。

ニリンソウの球根が売っているんですね。

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