沼津湾深海水族館、ヘンテコ深海生物の展示が面白い

沼津深海水族館 キャンピングカー
ミドリフサアンコウ

深海・・・、皆さん興味がありますか?私の相方のりぞが深海好きで、深海研究者になりたかったそうだけど。沼津港がある駿河湾は最深部2,500mと日本一深いそうです。光の届かない闇の世界に生息するヘンテコな生き物を見ることができる「沼津湾深海水族館」。じっくり見てきましたよぉ~。

沼津港深海水族館で深海生物とシーラカンスを見る!

沼津港深海水族館

 沼津湾深海水族館のホームページはこちら→http://www.numazu-deepsea.com/

沼津港深海水族館

ヘンテコ生物が面白い 私の推しヘンテコを紹介します

アブラボウズ 最大2mちかく約200kgまで成長します。静岡県や神奈川県では別名「おしつけ」と呼ばれ、食用として高値で取引されています。身体の約40%が脂肪分とされており、食べ過ぎると脂を消化しきれずに、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。駿河湾水深約300mのカゴ漁せ捕獲され。2016年より展示を行っています。

テヅルモヅル ヒトデの仲間

イロカエルアンコウ 体色は黄色や黒、赤など個体によって様々です。筋肉が発達した胸ビレを用いて、海底を歩くように移動します。頭の上にある疑似餌で獲物をおびき寄せ、すばやく丸呑みにします。

▼ブサカワなミドリフサアンコウ 頭上の疑似餌で小魚をおびき寄せ捕食します。捕まえた餌を逃がさないように口には小さな歯がびっしりと生えています。不細工だけどかわいい、下がり口角が不機嫌に見えます。

チンアナゴ 尾で巣穴を作り、身体の半分ほどを出しています。数十匹から数百匹のコロニーを作り、流れてくるプランクトンなどを食べて生活しています。

▼日本一の深海湾「駿河湾」の深さは2500m。

駿河湾は世界最大のタカアシガニをはじめ、人気のメンダコやオオグソクムシなど多種多様な深海生物が生息する深海湾として有名です。その中には滅多に目にすることができない「生きている化石」と呼ばれる希少な生物だけでなく、新種や未記載種も数多く生息していると言われています。いまや駿河湾は日本だけでなく、世界的にも注目されている「深海生物」の宝庫となっている不思議な海域なのです。

2Fはシーラカンス・ミュージアム

2階はシーラカンス・ミュージアム。ここも見応えがある展示が豊富。特に冷凍状態の2体のシーラカンスは迫力があり圧巻。

沼津港深海水族館シーラカンス
沼津港深海水族館シーラカンス
大量絶滅ビッグファイブ
ラティマー女史

▼シーラカンスの魚拓

シーラカンス

これがシーラカンスの冷凍だ!

▼-20℃で冷凍状態のシーラカンスが2体展示されています。大きくて青くライトアップされてホラー感あります。

シーラカンスの冷凍
シーラカンス解剖

シーラカンスの謎

大昔に絶滅したと考えられていたシーラカンスが、アフリカのコモロ諸島で発見されたのは1938年。3億5000万年前から姿を変えずに深海でひっそりと生き続けていたのです。(フィリピンで発見された小野田さんみたい)

「生きた化石」と呼ばれるシーラカンス。背骨を持たず、脊柱(空っぽの骨)を持つ不思議な身体の構造は他の生物には全く見られない独特な物で生態そのものも多くの謎に包まれています。

シーラカンス・ミュージアムでは2体の冷凍と、3体の剥製標本が展示されています。ちょっと怖くてホラーなお顔が印象的なシーラカンス。この水族館のメインキャラのひとつです。

透明骨格標本が美しい

透明骨格標本とは生物の骨の構造を観察することができるように、様々な薬品を使い、生物の肉の部分を透明にし、硬い骨は赤く、柔らかい骨は青く染める技法。近年はアート作品として評価されているそう。

ダイオウグソクムシが気に入りました!

▼なんとも奇妙なビジュアルのダイオウグソクムシ。ダンゴムシを超超超巨大にしたような姿。ちゃんとお顔が見えなかったのが残念ですが、後ほどお土産ショップでこのダイオウグソクムシのグッズを買い満足しています。

ダイオウグソクムシ 等脚類としては世界最大であり、体長は20~40㎝で最大50㎝近くにもなる巨大な種。体重は1kgを上回り、外見はダンゴムシのようだが分類ではフナムシに近い。頭部の複眼は約3500個の眼から形成されており、節足動物の複眼としては最大級。触角は2本。歩脚は等脚類の特徴である7対の符節から構成されている。不完全ながらダンゴムシのように身体を丸め背甲で身を守るともいわれている。深海の掃除屋と呼ばれ、深海底に沈降してきた大型魚類やクジラなどの死骸や弱った生き物などを食べるが飢餓にも強い。ダイオウイカと並んで深海巨大症の例としてよく引用されるが、その巨大化のメカニズムについては未だに多くの部分が解明されていない。
 

 

古代ザメ「ラブカ」Frilled Shark駿河湾の深海から現れた古代ザメ

▼死んでしまったけど貴重な映像が残っているラブカ。こいつもかわいい顔してます♫

ラブカ

▼現生するサメの中では、最も原始的な「古代ザメ」がこのラブカです。白亜紀~ジュラ紀(9,500万年~1億5000万年前)能美にはすでに出現していたと考えられています。この古代ザメの特徴として、水深500~1000mに生息していること、鰓裂(エラ孔のスリット)を6つもっていること、そしてそのスリットから真っ赤なエラの一部が外に露出していること、300本程ある歯が三つ叉になっていることなど、現生のサメになは見られない多くの特徴を持っています。また、無胎盤性胎生という方法で赤ちゃんを産むのですが、その効かん3年半にもおよび、脊椎動物では最長の妊娠期間であることが知られています。謎多き古代ザメは捕獲例が少なく、飼育が困難なことから、遊泳映像、標本などが貴重な資料になっています。・・・と書いてあるね。

ラブカ
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オリジナルグッズが欲しくなるショップ

沼津港深海水族館

沼津港深海水族館のお土産ショップは、オリジナルグッズが多くてとても良いと思いました。この水族館のメインキャラである「シーラカンス」と「ダイオウグソクムシ」のグッズがたくさんあります。キティちゃんとのコラボグッズも可愛かったな。沼津港深海水族館に行ったならぜひショップにも寄ってください。お気に入りヘンテコ生物のグッズを見つけられます。

沼津港深海水族館

▼ダイオウグソクムシのにムシのぬいぐるみが10,800円です。良くできています、枕にどうでしょう?

ダイオウグソクムシぬいぐるみ

つい買ってしまったダイオウグソクムシの茶こし(ティーストナー)

▼微妙・・・に見えるかもしれませんが、このダイオウグソクムシのシリコン製茶こしは可愛くて秀逸です。シーラーンスもありどっちがいいか迷いましたが結局こっちにしました買って良かった!気に入ってます。

まとめ

沼津湾深海水族館に初めて行ってみました。入館料は¥1600と少し高い感じがしますが、深海生物を飼育する難しさや深海生物を深海の環境に似せて展示する工夫など、維持に費用がかかると思いますし、深海生物をこんな風に間近に観察できるのは素晴らしいことだと思うので、この料金設定は納得です。

沼津湾深海水族館は沼津に行ったなら是非行っていただきたいおすすめ観光スポットで。周辺の飲食店街でも新鮮なお魚料理が食べられて、とても楽しい旅になりました。

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