苗場山へ さすが「花の百名山」登り返しが厳しい山だが花に癒やされる山旅でした

苗場山 百名山
良い香りのシモツケソウ

苗場山とは

苗場山(なえばさん)は新潟県と長野県の県境に位置する標高2145mの山。百名山かつ花の百名山です。 

苗場山は山頂に4km四方の広大な高原湿原が広がり、木道も整備されシーズンは多くの登山客出賑わいます。山頂の高層湿原と大小無数の池塘がおりなす景観は気持ち良く、多種な高山植物との出会いが楽しい山でした。また、ルート途中の「雷清水」の美味しさ!冷たくて、乾いた体が生き返ります。この山が多くの人々に愛されていること理由がわかります。

東側の山麓はかぐらスキー場があり、私たちはこのスキー場方面から登るメジャーなコース「祓川コース」を登ることにしました。

車は祓川登山口駐車場に停め、20分ほど歩いて和田小屋からスタートし、スキー場が広がりその中に延びている右手側の樹林帯を入っていきます。コースタイムは上り下りで6~7時間、ちょっと長丁場になります。

和田小屋からのスタート、登山届を出します

和田小屋→下の芝→中の芝→神楽ヶ峰

和田小屋から約2時間歩くと「中の芝」という見晴らしの良い場所に出ます。急に視界が開け雄大な景色が広がり、ここでちょっと小休憩。そして神楽ヶ峰までまた50分、水場とお花畑目指して頑張ります。

神楽ヶ峰→雷清水→お花畑→雲尾坂

神楽ヶ峰の稜線

神楽ヶ峰に着くと、今まで歩いてきた稜線と遠くの山々まで見渡せるパノラマの景観に感動。しかしこの後下り坂があり、下山時の登り返しのつらさを想像するとゲンナリします。

楽しみにしていた「雷清水」では冷たい湧き水で喉を潤し、登山者に美味しい水もサービスしてくれる優しい苗場山に感謝の気持ちがわいてきます。山頂にトイレがあるので、おしっこのことは気にせずガブガブ飲んでしまっていいかな。みなさん空のペットボトルに美味しいお水をつめていました。

雷清水

雷清水付近から、ようやく苗場山の山容がはっきりと見えてきます。この後急登が待ち構えていますがもうひと踏ん張りです。

苗場山 8月のお花畑

苗場山のお花畑は雷清水を少し過ぎたところにあります。さすが「花の百名山」です。多種多様な高山植物が登山道の両側に咲いていて、それはもうお花好きにとっては”楽園”です。しばしお花畑を楽しみながらゆっくりと雲尾坂に向かいます。

登山道の両側にお花畑

雲尾坂→苗場山山頂 美しい高層湿原と池塘

山頂の湖沼にはミヤマホタルイやヤチスゲが、まるで苗の様に茂っています。山の神様が山頂に田植えをしたかのような面白い景色です。山頂は広大な高層湿原を形成し、自然保護のための木道もその幻想的な景色のアクセントになって美しいテーブルマウンテンです。

沸き立つ雲も美しい
山頂はこんな感じ

苗場山山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)でバッチを購入

山頂にある苗場山山頂ヒュッテで登頂記念の登山バッチを購入します。

百名山のバッチを集めています

苗場山山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)

苗場山山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)は2020年、新型コロナウィルスの対策として日帰り登山客の利用を断っているそうです。http://sakae-akiyamago.com/play/587/

かわいいハクサンフウロ

下山は登り返しが辛いが、お花畑が印象的でまた登りたい山

下山はピストンで祓川登山口駐車場まで戻ります。神楽ヶ峰への登り返しが辛かったけれど、お花畑でであったかわいい花々が印象的な素晴らしい山でした。新潟県の山は、どの山も整備されていて登りやすい印象です。また今度苗場山に挑戦するときは、ぜひ6月のシラネアオイやチングルマが咲く季節に登りたいと思います。きっと感動するだろうなー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました