身延山(1,153m)へ 日本№1.2.3を望むことができる眺望最高の信仰の山

身延山 二百名山・三百名山他
身延山から見る北岳間ノ岳

身延山(みのぶさん)は

身延山は山梨県巨摩郡身延町と早川町の堺にある標高1,153mの山で、日蓮宗の総本山「久遠寺(くおんじ)」がある信仰の山です。山頂までロープウェイがあり、気軽にハイキングも楽しめて、しかも富士山、北岳、間ノ岳の日本の山№1.2.3が眺望できるお得な山なんです。

登りは東コース、下りは西コース。コースタイム4時間15分、総距離12.0km、標高差1052m。

こちらの駐車場に停めました

なぜか迷って久遠寺近くの駐車場に停めました。ロープウェイ駐車場ではありません。

▼久遠寺本殿と五重塔、枝垂れ桜。誠に立派なお寺です、さすが日蓮宗の総本山!参拝してから寺を通り抜けて登山口を探します。

東コースから登山開始

立派なトイレがある

利用はしなかったのですが、立派できれいそうなトイレがありました。

身延山トイレ

奥之院参道東コースの登山口

身延山東コース

コンクリートで舗装された登山道がしばらく続きます。

身延山東コース

大光坊、輝く大仏

身延山中腹に位置する「大光坊」には、日蓮聖人の御自作と伝わる「大黒堂」と「三光堂金銅釈迦如来坐像」(大仏様)があり、大仏様は神々しく輝いてます。

整備された登山コース、2時間位で山頂に到着

杉木立の中を進む

▼信者の方が登る登山道、良く整備されています。

身延山東コース

▼3月中旬、ミツマタが満開でほのかに香っています。

身延山東コースミツマタ
身延山東コース

▼富士山と富士川が見えてる。日本一の富士山get!

身延山東コース

Galaxy望遠で撮った富士山、雪を冠して美しいです。

身延山東コースから見る富士山

奥之院(山頂)に着いた!

久遠寺奥之院
身延山から見る北岳間ノ岳

▼矢印が北岳(3,193m)、その左隣が間ノ岳(3,190m)。そう、この身延山は、①富士山②北岳③間ノ岳のワンツースリーを望むことができる山なんです!すごくないですか!

身延山から見る北岳間ノ岳
矢印は北岳
身延山

▲身延山山頂北側からは、奥秩父山系、八ヶ岳連峰、鳳凰三山、白峰三山、荒川三山、笊ヶ岳、布引山、上河内岳、青薙山、七面山が見えます、

▼左端が七面山、近くて遠いなー。

身延山から見る七面山

奥之院で御朱印をいただきます

▼御朱印帳を持って行きました。御朱印代は「心付け」とのこと。みなさんいくら納めているかわからないので、(大抵は¥300だなーと思いつつ)ありがたく¥500を納めさせていただきました。

久遠寺
久遠寺

山頂にはロープウェイ奥之院駅があるが、頑張って西コースで下山

▼山頂からはロープウェイ奥ノ院駅近くにある分岐から七面山コースの方へ歩いて行きます。これが西コースです。

追分感井坊

身延山西コース

千本杉

身延山千本スギ

▲樹齢250年以上の千本杉。

身延山千本杉
土壌の空気や水の流通が良好で、深い緑に恵まれた自然環境を作り上げている身延山の山林は、身延山を霊山たらしめる宗教的景観の中に置くとともに、諸堂整備における良質な建築資材を提供することをも可能にしてきた。これらの景観的要素は、文永11年(1274年)に地頭の波木井実長公が日蓮聖人へ13里四方の土地を寄進して以来、今日まで長い間にわたって身延の山を護ってきた人々の丹精の賜である。しかしながら身延山は伽藍の棟数が多く、絶えず諸堂造作の必要があることから、江戸時代の中頃には山中所々に空地や禿山などの荒廃が見られるようになって、これらが為に後年の造営資材の確保にも苦心する様相を呈するに至った。これを憂えた身延山第四十二世耐慈院日辰上人は、宝暦12年(1762年)に「山中植込願」を発し、山林護持のため、また将来の造営資財確保のために植林事業を企図した。その願意は(一)仏・法・僧の三宝と守護善神への御報恩、(二)日蓮大聖人への御報恩、(三)永代にわたる伽藍造営資財のためであり、十年二十年後に園林宝珠の山となる用これを全国信徒に図ってその範を後世に垂れたのである。明和2年(1765)3月、日辰上人は入滅に先立って「身延山中植十徳」の遺訓を記され、霊山の荘厳を益さんと大いに植栽を奨励してその功徳甚大なることを説いた。「身延山中植入十徳」1.三宝恭敬、2.三宝供養、3.三宝尊重、4.三宝讃歌、5.三宝渇仰、6.霊場荘厳、7.伽藍要用、8.仏神歓喜、9.身者生信、10.宿植徳本・・・其外無量無辺功徳威力不可称計、誠園林諸堂閣種宝荘厳宝樹多華果衆生所遊楽外不可求 明和二年三月 四十二世耐慈院日辰        これらの成果が今日の「東洋一の美林」と称される身延山の千本杉の土台になっている。樹勢きわめて旺盛で、木の大きさは一様ではないが目通り幹囲3m内外、時に5m以上のものもある。平成9年(1997)の県森林インストラクター会の調査によりこの蓄積が維持されているほか、樹高が62mに達していることなどが確認された。総本数は気象災害などにより減少しているが、単木の成長により蓄積は維持されている。 平成31年3月1日 山梨県教育委員会・身延町教育委員会

と、書いてあるね。あー、書くの疲れた。

西コースもミツマタがきれいでした。

身延山西コース
ミツマタ

天空の寺 松樹庵

久遠寺松樹庵

▼松樹庵から望む久遠寺

久遠寺松樹庵からの眺望

妙石坊

身延山西コース

西コースは奥ノ院思親閣(ししんかく)→追分感井坊(おいわけかんせいぼう)→千本杉→松樹庵(しょうじゅあん)→妙石坊→久遠寺に戻るというコースです。距離5km、2時間です。コンクリート敷きの登山道で足の疲れがだんだんときつくなるコースでした。

立派な久遠寺三門

久遠寺三門

▼本殿までの階段は287段、高低差104m。これを登るのは回避して、脇道から駐車場に戻りました。

久遠寺

まとめ

標高1,153mの身延山。登山道は参道として整備されています。登山をする者としてはコンクリートの登山道が長く続き、ちょっと足が辛いのですが、美しい杉木立の中を歩くのは気持ちが良いと思います。

山頂からは、日本最高峰の富士山と№2.の北岳、№3の間ノ岳を眺望できて、絶景を楽しむことができて得した気分になりました。

東コース、西コースと2つの登山コースがあり、登山はちょっと・・・という方はロープウェイで一気に頂上まで行けます。登りはロープウェイを使い、下りは登山コースを下る方法もありますが、登山は下山時にケガや転倒が多いので下りだからといってなめない方が良いですね。

 http://www.minobusanropeway.co.jp/hiking/

身延山近くの道の駅なんぶでの車中泊体験はこちら↙

 道の駅なんぶはゆるキャン△聖地、グルメで静かな車中泊でした。おすすめ車中泊スポットです。

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