キャンピングカーとは車内で寝泊まりしたり、調理できたり、簡単な洗い物ができたりする設備を備えた車両を言います。英語では「モーターホーム」と言われています。
日本の駐車場事情や道路の狭さから大きなタイプのキャンピングカーはあまり見かけませんね。日本では「バンコン」や「キャブコン」を多く目にすると思います。私たちが2年前に購入したキャンピングカーはバンコンと呼ばれるタイプでハイエースがベース車両です。レクビィというキャンピングカービルドメーカーに注文してつくっていただきました。
レクビィは愛知県にあるキャンピングカービルドメーカーですhttps://recvee.jp/

レクビィを選んだのはなんでだっけ?

キャンピングカーショーに行ったでしょうよ
数あるメーカーの中からレクビィを選んだ理由
2年半前のある日、私たちは雨が降ってハイキングもできず暇でした。ネットで偶然に東京湾岸エリアでキャンピングカーショーをやるという事を知りました。
雨の中のキャンピングカーショーは人もまばら。足元ベチャベチャの中、各キャンピングカーメーカーのおすすめ車両を(暇なので)丹念に見て歩きました。メーカーによってベッドやキッチンのレイアウトが全く違い、お客さんが少ないせいかメーカーの方も説明が丁寧。たくさんの車両を見るうちに、「買うならこれかこれかな?」くらいまで話が盛り上がり。「見積もりだけでもどうですか?」というお声かけに(暇なので)反応し、2社くらいの見積もりを出してもらいました。でも、「やっぱり高いよね」「ちょっと贅沢過ぎはしないか?」と購入即決にはなりませんでした。
見積もりをしてくれた中の1社のレクビィの方が、茨城県にお住まいなら常総市に「RVランド」というキャンピングカー専門店があるのでそこでもいろいろ見たらいいよと勧めてくれましたので早速行ってみることに。そこではオリジナルのキャンピングカーはもちろん、いろいろなキャンピングカーメーカーの車両を購入できることがわかりました。RVランド→https://www.rvland.co.jp/
RVランドでは各社のキャンピングカーをじっくり見ることができます。そして納車間近のキャンピングカーが並んでいてバスコン(マイクロバスをベースとしたキャンピングカー)なんかもあり、自分たちが購入を考えているバンコンはキャンピングカーの中でも控えめな方だと感じました。いろいろ見せていただいたのですが、諸々のメリットがあるレクビィ購入を決めました。
私たちがレクビィを選んだ理由は、ハイエースがベース車両なので運転は難しくないということ。そして夫婦ふたり旅なのでキャブコンのような大きめの車両は要らないという理由からです。
またレクビィ社はバンコン専門の老舗。ベッドやキッチンのレイアウトが使いやすそうで、断熱材がしっかりしている。また内装が落ち着いた色調で、ベッドが硬からず柔らかすぎずちょうど良い点が気に入っていました。

レクビィ社はキャンピングカービルドメーカーでは老舗中の老舗。痒いところに手が届くとはこの事。注文の時にテレビや冷蔵庫など私たちには絶対必要なものがオプションパッケージになっていたのも良い点でした。
レクビィ社のキャンピングカーは断熱材が優れています。キャンピングカーといっても所詮外で寝泊まりする訳で居心地は外気温に左右されます。
レクビィ社の断熱材
車内の温度は居心地の良さ悪さを左右します。プリウスαで車中泊を2年以上やった経験では、「車で寝るのは外で寝るのと同じ」ということです。夏は暑く、冬は寒い!
レクビィ社は天井・床面・壁面を多層化し断熱構造になっています。天井と壁面は「ロックウール」と「気泡シート」の2重構造。床面は「発泡シート」と「アルミ蒸着発泡シート」の2重構造。
実際に使用すると、天井も壁面も床面も、夏の暑さと冬の寒さからの断熱が効いていて快適です。真夏はベンチレーターと網戸で涼しく過ごし、冬はFFヒーターを弱く運転します。自宅で過ごすのとほぼ変わらない快適な室内温度です。

レクビィ社のキャンピングカー 購入価格帯は
価格帯は600万円~1000万円くらいと幅広く、レイアウトやライフスタイルによって様々な選択肢があります。ベンチレーターや電子レンジなどのオプションも含めると+80万円~100万円は見込んだ方が良いです。
私たちが購入した「place LV」はハイエースベースの2人就寝タイプ。購入価格はだいたい700万円ほど(オプション込み)。注文してから納車まで半年かかりました。今はキャンピングカーブームですのでもっと時間がかかるかもしれませんね。
キャンピングカーを購入して良かったこと
キャンピングカーは「動く家」です。私たちは登山するので通常の衣類や日用品の他に、大きなザックが2人分。+トレッキングシューズ+等々・・・積み込み荷物が多い。キャンピングカーならいつも使う物、絶対忘れたくない物は普段から積みっぱなしです。
- ホテルなど宿泊施設の予約なしに観光や登山を楽しめる。
- 登山をするので当然早朝出発。ホテルの朝食はたべられない。キャンピングカーなら山の近くの車中泊スポットに前泊し早朝出発できる。
- 天候を考慮して出発直前に目的地を変更可能。ホテルを予約していたらそれはできない。
- ホテルに泊まって美味しい夕食をいただくのもいいが、そんなに贅沢な食事も要らないので,地元スーパーでお惣菜を買うのも楽しい。
- 登山をしたあとは温泉に浸かりさっぱり。そして夜はキャンピングカーで晩酌、そしてベットメイクして寝るだけ。
- レクビィはベッドメイクが比較的簡単。
- 運転席の上方が収納スペース、寝具を置いたりすぐに使わないものはそこに収納できる。
- 思い立ったら計画なしに目的地へ。着いてから観光名所やグルメ、温泉を検索して自由に過ごす。
- お昼寝大好き!いつでも車を停めてお昼寝してリフレッシュ♫
- 冷蔵庫があるのでお土産に冷蔵品も購入できて安全に持ち帰ことができる。
- 冷蔵庫には小さな冷凍室もあり氷が溶けないので、夜の晩酌が最高。
- 災害時には避難スペースとして使えそう。
キャンピングカー購入においてのデメリットは?
- 注文なので割高感がある。かといって自分でDIYはできない(DIYで作ってしまう人もいますね)
- 中古キャンピングカーはおすすめできないと言われる。キャンピングカーは走行距離が10万キロ・20万キロと長くなってしまうため、中古で売り出されている車両は整備に費用がかかる。
- 私たちが購入したキャンピングカーはトイレをつけていません。処理が大変だと思ったからです。トイレは現地で探します。
- 普段使いにはちょっと大きめ。
購入迷ったけど、楽しいキャンピングカーライフが待っていた
思い切って注文し、納車まで半年かかりましたが、待っている間はとても楽しみでした。実際納車されて乗り始めてからは2週に1回は泊まりで出かけています。
2年たった今はすっかり旅慣れて今年は1月に関西方面の信楽や伊勢へ初めて出かけました。キャンピングカーがなかったらきっと行かなかったと思います。
キャンピングカーの最も優位な点は自由に目的地を決めたり変更したりできることです。どっち方面か、そしてどの高速道路を使うかを決めれば、出発してからでも目的地はフレキシブル。自由です。
まずはキャンピングカーショーに行ってみよう!
JRVAが主催する各地のキャンピングカーショーは、全国各地で行われます。新型コロナウィルス感染対策を行いながら実施しているイベントもあります。「JRVA」か「キャンピングカーショー」と検索してください。https://jrva-event.com/
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