岩手山でコマクサを見たい
2019年夏、私たちはコマクサを見るために岩手山へ向かいました。3泊4日のキャンピングカー旅です。東北道を交代で運転、ひたすら北へ向かいます。
コマクサを見ることは私の念願でした。ネット上の画像で見るコマクサの美しさに、一度は自分の目で見てみたいとずっと思っていました。岩手山は標高2,038mの岩手県最高峰の成層火山です。岩手県八幡平市、滝沢市、雫石にまたがる奥羽山脈からは離れた独立峰に近い山。石川啄木が「ふるさとの山に向かひて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」と残しています。

コマクサは憧れの高山植物。でもまだ見たことがなくて
憧れはつのるばかり・・・
岩手山、ちゃんとコマクサは待っていてくれるだろうか?

それは普段の行い次第・・・。
あこがれのコマクサ 見頃は6月下旬~8月
焼走りキャンプ場登山口を出発、焼走りコースを登りました、近くの自衛隊基地の訓練の爆砲の音が地響きと共に鳴り響きます。見晴らしの良い、でもザレ場もあり、長いコースはとてもハードです。
途中にコマクサ群生地があり、ロープで保護されています。貴重な高山植物ですから踏まないように気をつけます。山頂にもたくさんのコマクサが強い風に煽られていますが、そんな環境でも毎年ちゃんと咲く強い花です。
コマクサ コマクサ
コマクサ(駒草)はケマンソウ亜科コマクサ属の多年草。馬(駒)の顔に似ている花からその名がついたと言われる。
高山植物の女王と言われる理由は:美しい花と、砂礫のような他の植物が生育できないような環境に生育することから「高山植物の女王」と言われている。強く・美しく・逞しいを兼ね備えた花。
岩手山のコマクサは7月~8月が見頃と言われていますが、8月下旬ではちょっと遅いかなと思います。私たちが岩手山へ行ったのは8月中旬。やや終わりかけでしたが、十分コマクサを堪能できました。

イワギキョウの可憐さ

イワギキョウ 北東アジアから来たアメリカの亜高山帯から高山帯に分布します。青紫の可憐な花が美しい。北海道~中部地方の高山や砂礫値や草地に群生します。花期は7月~8月。
コマクサも本当に美しいのですが他の高山植物も堪能できて、満足度100%です。このイワギキョウは岩のゴツゴツとした所に咲いています。コマクサが砂礫に咲く女王様なら、イワギキョウは岩場に咲くプリンセスかな。このうす青紫色がなんとも可憐。こんな環境に負けない花々に元気をもらえますね。
ヤマオダマキの艶やかさ

ヤマオダマキに初めて出会いました。うつむいて咲く姿はスーッとしていて心引かれます。もっと全体を写せば良かったですね。
岩手山への旅は、初めて見るコマクサに会えた感動の旅でした。高山植物の女王「コマクサ」、また会いに行きたいです。
岩手山の登山道は7ルートあります。
https://www.env.go.jp/park/towada/hachimantai/course/course_007/index.html
9月下旬でもコマクサが咲いていた秋田駒ケ岳の記事はこちら↙
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