
二ツ箭山とは
▼「新うつくしま百名山」で紹介されている地図↓ 赤いコースを、鎖場巻き道を使わずに時計回りで登ります。

コースタイムは3時間半、距離5.3km、標高差580m
私たちのコースタイムは3時間半。ほぼ地図通りに周回して5.3kmでした。標高差580m、鎖場があったのでもっと登った感覚でしたが、意外に標高差はなかったです。
二ツ箭山駐車場に停める
十分な広さ駐車場、30台駐車できます。トイレは無放流循環型。車は10台ほど駐車しているが、登山道ですれ違ったパーティーは5組ほどでした。

きれいそうなトイレがある
▼車椅子用のトイレもありました。

▼「新うつくしま百名山」の地図とはちょっと違っているなー。修験の山らしい。

登山口、さあ二ツ箭山710m登山、始まるよ!

月山分岐(地図A地点)
▼20分ほどで月山分岐。男体山・女体山を経由する二ツ箭山コースか、月山を経由する二ツ箭山コース(東尾根コース)かをここで選択します。鎖場コースを挑戦したいなら、直進の二ツ箭山コースを。

アヤメなのかカキツバタなのか。

尾根コース(西尾根コース)と沢コースの分岐
尾根コースまたは沢コースの分岐。どちらも「〆張場」に合流する。私たちは尾根コースを進みますが・・・

ここで沢コースに入ってしまった
西尾根コースを歩いていたはずが、▼この小さな分岐で沢コースに紛れ込んでしまった!


▼間違えてしまったが、沢コースも良い感じ。ただし、苔むした沢はよーく滑ります。

滑るよ~。

本当に滑ります~_~
ここが〆張場だ!(地図B地点)
▼分かりづらいけど、「〆張場」と小さく書かれた分岐。左の男体山・女体山経由で二ツ箭山へ行くのか?右の月山経由で二ツ箭山へ登るのか?
鎖場コースに挑戦したいなら、左側へ。


分岐から岩ゴロゴロの急坂を登ります。なぜか、鎖場までの登山道が不明瞭。

ここで意思決定、運命の分かれ道?「鎖場コース」と「鎖場巻き道コース」。
この分岐で鎖場コースか?鎖場巻き道コースか?を決定。あ、でも鎖場を見て無理と思ったらここまで引き返せば良いんですよ。
よし!鎖場がどんなもんだか、行ってみっかな・・・

躊躇したけど、鎖場コースへ行ってみることに・・・
▼来ちゃいました、30mの鎖場。引き返して巻き道コースという選択もあるのだが・・・

30mの鎖場に挑戦だ!
▼果敢に挑む私。

▼中間地点から下をのぞき込むとこんな感じ。この辺りにはスズメバチの巣があるのか?1匹のスズメバチが私の周りをブンブンと飛び回るので、私はしばらくじーっとしていました。鎖場の怖さとスズメバチの怖さのダブル恐怖。皆さんもお気をつけください。

一気に30m登るのではなくて、途中に休憩できる小さなスペースがあるのが救いでした。
▼30mの鎖を登り切ると、男体山・女体山の鞍部に到着。

男体山と女体山
▼男体山。とてもじゃないけど、登れない感じの男体山はスルーして。

女体山に登るぞ!
▼女体山にもハードな鎖場があった!
一難去ってまた一難。この女体山の鎖場は難易度高いと思いました。巻き道もあるようでしたが確認できなかったです。


女体山からの眺望は最高!
やったー!女体山登頂。朝から曇り空だったのが青空に変わり、何という爽快な景色なんだぁ。晴れ天気運が強いなー。無事に鎖場も登り切り、達成感と安堵感でホッ♪(^∇^*)
▼女体山から眺める男体山。

女体山山頂に咲くドウダンツツジ。

二ツ箭山へ向かう
次なる目的地、二ツ箭山へ。女体山を下るのにちょっと苦戦。下山こそ慎重にね。
二ツ箭山と月山の分岐
▼小ぃーさく左が「二ツ箭山」と書いてあるね。もっと大きく書いてほしいよね。

因みに二つ箭山から猫鳴山へは往復3時間半、屹兎屋山へは往復5時間がコースタイム。
二ツ箭山(ふたつやさん)標高710mに登頂
▼眺望なしの二ツ箭山。祠とベンチがありました。
絶妙なバランスの奇岩(抱石)
▼こんな奇岩が二ツ箭山へ行く途中にあります。

ついでに月山にも登る
▼せっかくなので月山へも登頂。

月山からの下山道(東尾根コース)
▼先ほど登った男体山と女体山、二ツ箭山を見ながら月山分岐まで下山します。新緑と男体山・女体山の岩峰が美しい。

月山分岐まで下山。無事に生還できてホッ♪(^∇^*)
ここまで無事戻って来ました。面白かったな~。

まとめ
二百名山でもなく三百名山でもない「二ツ箭山」。「ふたつや」って読めないしね。
YAMAPアプリで他のユーザーが登っていた活動日記で見つけました。男体山・女体山の二つの岩峰への鎖場がこの山の核心部。実際に登ってみると、鎖場は高度感があって本当に怖いし、スズメバチもいてダブル恐怖でしたが、なんとか登ることができました。無事に下山できて本当に良かったです。
鎖場が怖い、自信がないという場合は巻き道もあります。後述しますが、この鎖場での死亡事故も過去に起こっているので、絶対に無理しないでくださいね。
二ツ箭山の死亡事故について
2010年 69歳女性 カルチャースクールで参加、鎖場で滑落し死亡
2019年 68歳女性 夫婦で登り奥様が滑落し死亡
ネットで調べたら、この二つの事故があったようでした。登山は危険もはらんでいることを肝に銘じて登りたいですね。二ツ箭山は低山であるため気軽な山と思われがちですが、実は岩綾険しく、鎖場以外でも滑落死亡事故が発生しているようです。
命はひとつしかないので、「楽しかったね♪」で下山できるように、どんな山でも慎重になりたいと思いました。
福島は見て良し、登って良しの山がたくさんあって、良いところですね。福島県の観光交流課のホームページはこちら↙
https://www.tif.ne.jp/yamafuku/mt30/04.html
雄国沼のニッコウキスゲがすごかった記事はこちら↙
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