根子岳(ねこだけ)は花の百名山。四阿山(あずまやさん)は百名山。この2座を一度に登れる、しかも6月はレンゲツツジや春の高山植物が花盛り、お得な山旅のレポートです。
▼菅平牧場スタート、時計回りに根子岳から先に登り、大スキマを通り、四阿山へまた登るコースです。

菅平牧場料金所で一人200円を支払う
菅平牧場スタートの場合は牧場手前の料金所で一人200円の入山料金を払いチケットをもらいます。帰るときには料金所でまたそのチケットを提示します。
トイレがありました
登山口にトイレがありました。

①時計回りの根子岳→四阿山 ②反時計回りの四阿山→根子岳
根子岳が先か、四阿山が先か、お好みで♪ 1座のみピストンもできますが、せっかくなのでハイジの景色「大スキマ」を見たいですよね。2座巡って周回するのがおすすめです。
分岐を左に。時計回りで根子岳から先に登ります

▼牧場の中を登って行きます

展望台
あいにくの曇り空。レンゲツツジは上に登るほど、いい感じで満開です。

しばらくレンゲツツジの道を登ります。

2時間弱で根子岳山頂(2,207m)

根子岳は花の百名山。花の百名山とは山と花をこよなく愛し、日本中の山を踏破した田中澄江(たなかすみえ)さんが1980年に著したエッセイ「花の百名山」に選定された山。根子岳は「ウメバチソウ」が咲くことで選定されています。ウメバチソウが咲くのは夏。ウメバチソウが咲く夏の根子岳にも登ってみたいですね。
花の百名山はこちら↙
https://tabihon.jp/j100/flower_100/
▼見晴らしも良い。でも雲が涌いてきているな~。

次は百名山の四阿山へ
根子岳山頂に四阿山への分岐が分かりやすくあります。次は四阿山への稜線に向けてgo!

ハイジの世界に来たみたい♪
根子岳から四阿山までの尾根道は、「大スキマ」という、広大な笹原に樹木がポツンポツン立っていてきれいな眺望です。まるでこどもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」に出てくる風景のよう。

▼下ってきた根子岳の稜線を振り返ると、こっちもハイジの風景が広がっていますね。頭の中は、ハイジのメロディが鳴っています♪「口笛はなぜ?遠くまで聞こえるの?あの雲はなぜ?わた~しを待ってるの?」「教えて、おじいさん、教えて、おじいさん。教えてぇ~、アルムの森の木よぉ~」ヨロレイョ~♪さて、問題です、ハイジのおじいさんの名前は?答えはこの記事の最後に。

尾根道が終わると、四阿山への登山道へ
笹や岩ゴロゴロの登山道を約1時間半。


▼山頂手前は木の階段になっています。

四阿山は山頂が2つある
長野県須坂市・長野県真田町と群馬県嬬恋村に跨がる四阿山。その山頂には日本武尊とともに四阿山権現が祀られ、上野国側(上州側)と信濃国側(信州側)へ向いた2つの祠があります。
長野県側山頂、信州側の奥社

群馬県側山頂、上州側の奥社

山頂は生憎のガスガスで眺望はなかったのですが、ここでランチして休憩します。
中四阿を通って下山します
菅平方面へ下山します。

▼けっこう岩がゴロゴロしていますね。

ここが中四阿
ちょっと小高い岩のピークが中四阿です。このときはロープが張られて登れない状態でした。

菅平牧場の牛とソフトクリーム
牧場に戻って来ました。牛さんが迎えてくれます。

菅平牧場の名物ソフトクリーム。余は満足じゃ。

根子岳と四阿山に咲いていた花々
たくさんの高山植物が根子岳と四阿山に咲いていました。スズランは良い香りを周囲に漂わせているので、すぐにわかりますね。
サクラ イワカガミ ハクサンチドリ ミツバオウレン ミヤマキンバイ ベニバナイチヤクソウ ツマトリソウ クリンソウ スズラン クワガタソウ
レンゲツツジが見頃でした
6月末だったのでレンゲツツジはもう終わったのかもと思っていましたが、まだまだ十分キレイに咲いていました。レンゲツツジ祭りに間に合いました♪

レンゲツツジといっても、赤に近いオレンジ色から、朱色、薄いオレンジ色まで色合いに幅があります。
まとめ
春から秋にかけて様々な花が山全体が彩られる根子岳。さすが花の百名山という感じで、たくさんの花たちに癒されました。
四阿山も根子岳に負けず劣らずの高山植物の多さ+ハイジの風景と、個性的な山でした。
百名山の四阿山と、花の百名山の根子岳。セットで登り2座を一挙に登る贅沢な山旅になりました。
こたえ
ハイジのおじいさんの名前は「アルムおんじ」。ハイジの実の祖父なんですよ。おじいさんのとろーりチーズのパン、今でも憧れです。
長野県上田市の地蔵温泉「十福の湯」がすごく良かった↙
十福の湯のクチコミ~ドでかい露天風呂がいい!外観は普通、でも実はカフェ風の日帰り温泉施設
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